見えないところで・・・ もうダメだ!!ってなってる

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    そう、それは見た目では判断がとても難しい・・・

    開けてみて、初めて気がつく事がほとんど。

     

    それはハブの中身、つまりベアリングの状態です。

    特にシールドベアリングを採用している場合は完全にダメになるまで気が付かなかったりします。

     

    実は現在フルオーバーホールでお預かりしたバイクのハブがそんな状態でした。

    ぱっと見た目はとてもキレイ。

    メンテナンススタンドに設置した状態では非常に軽くホイールが回ります。

    そう、メンテナンススタンドの上では。

     

    では中身はどうかと言えば・・・こんな状態でした。

    ちょっと分かりづらいのですが、半分だけオレンジ色の部分はウェスでサビを拭き取った所。

    そしてベアリングの内側のリングがサビで真っ黒に変色しています。

    そのためベアリングとシャフトがサビで接着されてしまい、まっっっったく抜けませんでした。

     

    フリーボディをなんとか外した後のシャフトがこちら。

    古いグリスや簡単に取り除けるサビをクリーニングした状態です。

    黒く変色しているのはベアリングのサビが移ってしまったところです。

    パーツクリーナー程度では落とすことができません。

    黒い帯のようになっている所が固着していた場所。

     

    このままでは新しいベアリングもうまく入らないのでクリーニング。

    キレイになりました。

     

    が・・・

    若干ですが、表面はサビの影響で荒れてしまいました。

    とはいえ、おそらく今後の使用に影響が出ることはない程度ではありますが。

     

    そもそもこのホイールはこのようなサビが発生しやすい組み合わせでもあります。

    原因の一つは「異種金属接触腐食」という現象

    詳しくはグーグルで検索を。

    簡単に言えば、違う金属同士をくっつけると錆が発生しやすくなる現象です。

    このホイールはアルミ製のシャフトと鉄製のベアリングが結構な圧力で組み合わさる状況ですから、この現象が発生しやすいと言えます。

    シャフトの表面処理の問題も大きいでしょう。

     

    もう一つの原因は使われているベアリングの構造によるモノです。

    実は使われているベアリング全てが防水防塵性能の若干低い「片面非接触型ゴムシール」タイプとなります。

    これもどういうものかと言えば、防水防塵のためベアリングの両面に付いているゴムカバーが片側のみ性能の低いモノになっているのです。

    こちらの写真は全く同じベアリングの表と裏。

    オレンジ色がシール性の高い「接触型ゴムシール」、黒が「接触型ゴムシール」です。

    この違いについての詳しい情報はやはりグーグル先生へ聞いてくださいw

     

    接触型ゴムシールは防水防塵性能は高いのですが、回転は重くなります。

    接触型ゴムシールは防水防塵性能を犠牲にする代わり、回転が軽くなります。

    自転車のホイールの場合、できる限り軽く回転してほしいので、片面だけ非接触型ベアリングを採用するブランドも多いのです。

    接触型ゴムシールの側を汚れの入り込みやすい外側へ向けることで耐久性を確保しています。

     

    とはいえ・・・

    非接触型ゴムシールは外からの汚れも入りやすいですが、中のグリスも抜けやすいんですね〜。

    ですからどちらにしても寿命が通常のベアリングよりも短くなるので、ホイールのように高負荷・高回転になるモノへ使用する場合は定期的な交換がどうしても必要になってしまうのです。

     

    ベアリングのシールを外してパーツクリーナーをドバーッと吹くと

    赤い錆が染み出してきます。

    まだ症状が軽い方ではありましたが、せっかくのフルオーバーホール作業なので気持ちよく交換させていただきました。

     

     

    このように外から見えない部分でも部品の劣化は進んでいます。

    多くの人は完全にダメになって症状が発生してから、初めて異変に気がつくことになるでしょう。

    その頃には小さい部品の交換だけに留まらず、もっとたくさんの部品の交換と手間、時間がかかってしまうかもしれません・・・。

     

    それを防ぐためには定期的な点検と状況に合わせた頻度でのオーバーホール作業を実施してください。

     

     

    参考までに、オーバーホールの頻度を書いておきますね。

    ツーリング、サイクリングで週末だけ乗るという人ならば2年に1回ほどで良いかもしれません。

    通勤・通学でかなり高い頻度で乗るならば1年に1回!が理想です。

    レース等の練習・本番で乗っているのならば半年に1回でしょう。

    特に競技として自転車を利用しているならば!

    機材トラブルで結果を失うなんていうのは絶対避けたいでしょ?

    定期的なメンテナンスで防ぐことができるのですから。

    負けた言い訳を機材のせいにするのはちょっと恥ずかしいですよ。

     

    ご注意いただきたいのは、上に書いた頻度はあくまでも「参考」程度です。

    ライダーの体格や性別、乗り方、テクニックでもかなりの差が出ます。

    雨の中を走ったのであれば、頻度はぐっと高くなるかもしれません。

    定期点検の頻度でも変わりますし、使っているケミカルの種類によっても違います。

     

     

    ご自身のバイクの状態がどうなっているのか気になる方は、ぜひサンクスサイクルラボへお持ち込みください。

    状態を隅々チェックして、最適なメンテナンスメニューをご提案します。

    当店販売車両ならば、点検メニューの「ライトメンテナンス」が生涯無料です!

    遠慮なくお持ち込みくださいね!

     

    もちろん他店購入のバイクでも全然大丈夫ですからお持込ください!!

    スポーツバイクならばどんなブランド、車種でも分け隔てなく対応させていただきます。

    料金割り増しなんてありえませんw

    ママチャリだけは対応できないのでご了承ください〜。

     

    いつでもキレイで調子のいいバイクのほうが走る気持ちよさも満足度も高くなるはず。

    少し愛車の状態を気にしてみてくださいね。

     

     



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