プライベートメカニックの皆様へのお願い

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    お願い、というよりそれなりの覚悟をしてくださいという内容です。

    けっこう辛辣な事書きますのでご了承ください。

     

    こんな記事を書くキッカケになったのは、近頃とても怖いバイクのお持込が多いためです。

    そのバイクの多くは「悪気のない整備不良」によって、命の危険をはらんでいるもの。

     

     

    まずはこちらのロードバイクのフロントブレーキ写真をごらんください。

    この写真の違和感に気が付きますか?

     

    同じバイクのリアブレーキの写真。

    フロントと同じ問題ですが、リアのがまだマシ。

    でも全然ダメです。

     

    こちらの作業、バイクのオーナー様の「お知り合い」の方がされたようです。

     

    おそらく・・・

    その方は乗りやすくしてあげよう!という思いから、この作業をされたと思います。

    確かに画像で取り付けされているのは初期装備のブレーキよりも高い制動力を得られるパーツになっています。

     

    ただし

     

    この状態でブレーキをかければ

    オーナー様の命を奪う事になるかもしれません。

     

    なぜなのか?

    それを理解していただける方ならば良いのですが。

     

    理由がわからない方。

    ご自身での部品の交換を伴う作業は控えたほうが良いかと思います。

     

    特に

    ご友人やご家族のバイクをメンテナンスしている方。

    あなたのその作業で、大切な人の命を危険に晒してしまう可能性を十分に踏まえてください。

     

    ここ数年は海外通販も人気があり、気軽に利用できる環境が整っています。

    国内で流通している製品よりもかなり価格的な魅力も大きいです。

     

    だからといって、その部品の取り付けや車体の組み立てまでお手軽に済ませようとは思わないでください。

    自転車は人の命を乗せていることを、常に意識してください。

     

     

    それでもご自身で作業をするのであれば、以下の事は最低限実施してください。

     

    ・部品取り付けの際にマニュアルをしっかり読む。

    大きなブランドならば各社のホームページでマニュアル等のダウンロードができる場合が多いです。

    Youtubeにメーカーが用意した作業動画があったりもします。

    マニュアルが無い製品は危険が伴うこともありますので、いろいろご覚悟ください。

    まずはマニュアルの確認!

    感で取り付けできるほど自転車のパーツは手軽なものではありません。

     

     

    ・正しい工具を使う

    自転車の部品取り付けでは多くの工具が必要です。

    特殊な専用工具も。

    その工具を適切に使うための知識も、もちろん必要です。

    工具のマニュアルをキチンと読みましょう。

    最近はカーボン製品も多くなっていますので、トルクレンチは必須といえます。

     

    100円ショップのツールは普段のメンテナンスで使わない方が良いでしょう。

    応急的に利用する程度でお考えください。

    100円に命を預ける勇気、ありますか?

     

     

    ・自己責任を安易に考えない ← ここ重要!!

    自分のバイクだから良いなんて事は1ミリもありません!

    あなたの作業したところが原因で他人を巻き込む事故を起こしたら?

    それを自己責任で片付けられますか?

    たとえご自身だけが大きな怪我をしたとしても、ご家族や会社・学校にもその影響は伝わります。

    自己責任を都合よく考えないでください。

     

     

    ・分からなかったらプロショップへ相談する

    やっぱりプロショップは一般の方よりも情報を多く持っている事が多いです。

    ピンポイントな解決策を導き出せなくとも、過去の類似事例から可能性を探し出せる事も多いです。

     

    とはいえ、取り付け方を教えて!とかは無しです。

    少なくともサンクスサイクルラボではそういうお問い合わせは全てお断りしています。

    取り付けの依頼であればお受けします。

    ただし、明らかに怪しい製品や過去にトラブルの多かった製品についてはお断りする場合もあることをご了承ください。

     

     

     

    と、いろいろとキツイことも書いてしまいましたが・・・

    愛車に手をかけ愛着を持って乗っていただくことはとても良いことです。

    カスタムもスポーツサイクルの楽しみ方の一つですので。

    しかし、最近はそのカスタムの作業を安易に考えすぎている方がかなり多いように感じました。

    特に重要な部品の取り付けがそもそも間違っている事もあります。

     

    せっかくの楽しいライドがトラブル一つで最悪の結果になってしまわないように。

    少なくとも車体のメンテナンスについては、それなりの覚悟をもってください。

    もしくは信頼できるプロショップへご相談ください。

     

    サンクスサイクルラボのスタッフ全員、過去に成功も失敗もたくさん経験して今があります。

    これからも成功の精度を高める勉強を続け、信頼していただけるショップとなるため努力しています。

    よろしければぜひ、いろいろとご利用ください。

     

     


    新コーティングメニュー始動!!

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      以前より、小岩店では“ガラスの鎧”の施工を行ってましたが、

      西葛西店&小岩店共に12月1日よりコーティングメニューの内容をさらに充実させ提供していきます。

       

      メニューや価格などはブログの後半に記載してあります。

      その前に少しお付き合いください。

       

       

      新メニューの最大の注目点は

      下地(塗装)も磨きます!

       

      テスト車で簡単に説明します。

       

      様々なところにキズ、キズ、ダメージ。  上手い選手だと傷も少ないのですが。。。

      それもそのはず2012年のモデルです。

      洗車やメンテナンスは欠かさずしていますが、塗装に関しては最初のままです。

      丁寧に洗浄し磨いたうえでガラスの鎧を施工しようと思います。

      基本的には車体を分解しフレーム/フォークそれぞれ単品にしたほうが

      作業性、仕上がり共に格段に向上します。

       

      磨きの作業では、おもにポリッシャー(研磨機)を使います。

      状況に合わせてスポンジ、ウールなどのバフを使いわけます。

       

      ただ、傷の種類や深さによっては

      手作業でコンパウンド、サンドペーパーなども使って磨きます。

      基本的にコンパウンド、サンドペーパーで磨くことは

      磨く=削る ということなので最小限にとどめておきたいものです。

       

      マスキングをして磨き作業のビフォー・アフターで境目を作ってみました。

      擦り跡や傷もなめらかになり艶が戻ってきました。

      ここまでで5工程を行いましたが、右半分も作業していきましょう♬

       

      最終的にはここまで磨くことができます。

      キズがすべて消えるわけではありませんが、確実に実感できます!!

      普段落としにくい水垢なども共に除去できます

      白い部分も一段とクスミが消えて、雰囲気を取り戻します。

       

      そこへ、ガラスの鎧+カガミの甲冑⇒ダブルでコーティングしていきます!

      それぞれの液体は色違いの瓶に入れて保管しています。

      ガラスなのに液状で存在しているので”液体ガラス”なんていいます。

       

      ガラスの鎧の溶剤をあえて結晶化させるとまさにガラスの煌めき!

       

      そして!

      ガラスの鎧を施工すると!

      最初は光の乱反射のみで何も映さなかったフレームも

      施工後はここまでしっかりと映り込みするほど輝きが戻ってきます。
      次の車体では前後の動画残すようにしますね、、、

       

      新規メニューの下地磨きを中心に、一連の流れを簡単に示してみました。

       

       

      ↓↓↓本題はここから↓↓↓

       

       

      『自転車にコーティング?』

      車だと普及しているワックスやガラスコーティング。

      自転車でも以前からワックスはありましたが、車のようなガラスコーティングはここ数年だと思います。

      まさに、その数年を築いて来たのが”クレストヨンド(ガラスコーティングの会社)”です。

       

      以前より、当店で施工したお客様から”汚れ落ちが良い” ”キズが付きにくい”とかなり好評でした。

      ここまで評判(効果も)良いのなら!西葛西店でも提供したいと思い。

      先日、クレストヨンドの講習を西葛西店の水垣さんと受けてきました。

       

      どんな物か簡単に言うと

      「ガラスコーティングは塗装の弱点を補ってくれる。」

      というものです。

       

      ☆ガラスの鎧☆

      厚み1ミクロン以下の超極薄であり、硬度7〜9H(TREKは約2H)の硬質で密着性に優れた被膜を形成することによって塗装表面の改質を行います。

      それにより撥水性/防汚性を向上させます(触った感じキュキュッ♪っとします)。

      塗装の上に施工するため耐候性の向上、洗車傷や洗浄剤などの薬品によるダメージの軽減を図れます。

      また、ガラスの鎧自体が汚れ、水分、紫外線による劣化がおきません。

      そのため、長期にわたり効果を実感して頂けます。

       

      ☆カガミの甲冑☆

      クレストヨンドさんの商品名にはインパクト大ですが、これまたすごいです。

      甲冑(かっちゅう)ですよ!

      ガラスの鎧より硬度では劣りますが、カガミの甲冑(フッ素被膜)を施工することで

      格段撥水&撥油性がアップします

      手触りの変化により施工後に簡単に実感して頂けます。

      キュキュっとした鎧に対してスルッとした感触です。

      また、製品試験上で空気抵抗の軽減も確認が取れているとか。。。そんな速度出ませんが

       

      ☆下地磨き☆

      自転車を長く所有していると、目視ではわかりにくい細かい傷、水垢、汚れ垢、かなり蓄積しています。

      これを丁寧に落としていくことで、より一層の透明感、効果の持続を実感して頂けると思います。

      基本的にはポリッシャーを中心とした磨き上げですが、傷や状況に応じてサンドペーパーなど利用し、なるべく本来の塗装(クリア)を必要以上に薄くしないように磨き上げます。

       

      ☆ガラスの盾☆

      ガラスの鎧、カガミの甲冑を施工済みの塗装面のお手入れに最適。

      単体でも効果があるので、洗車後の車体にお手軽にコーティングをしたい方にオススメです。

       

       

      ≪≪ 基 本 工 賃 ≫≫

      ◎新車購入時感謝プライス ガラスの鎧 ¥6,000 カガミの甲冑 ¥3,000  下地磨き ¥10,000〜

       

      ◎オーバーホール時    ガラスの鎧 ¥7,000 カガミの甲冑 ¥4,000  下地磨き ¥15,000〜

       

      ◎通常施工        ガラスの鎧 ¥7,000 カガミの甲冑 ¥4,000  下地磨き ¥10,000〜

       

      ◎バイク洗浄時      ガラスの盾 ¥1,000 (西葛西店のみ、バイククリーニングに合わせていかがですか?)

       

       

      ≪≪ メニュー ≫≫【ガラスの鎧】【カガミの甲冑】【磨き(下地処理)】の組み合わせで行います。

      .ラスの鎧コース        ガラスの鎧のみの施工、

                       基本となるベースの塗装状態が良ければこれだけでOK!

       

      ▲ラスの鎧&カガミの甲冑コース ガラスの鎧、カガミの甲冑のダブル施工

                       ガラスの鎧の強さに加え更に!汚れ落ち/滑らかさをプラス。

       

      スリースターコース       ガラスの鎧、カガミの甲冑の施工前に下地磨きを行う

                       より一層の深い光沢と耐久性が向上します!

       

      ※お持ち込みのフレーム/フォークも歓迎です!その際は≪通常施工≫の工賃をご参照ください。

      ※≪通常施工≫の場合フレーム、フォークの状態での工賃です。

       完成車の状態でのお持ち込みの場合は別途工賃がかかりますのでご相談ください。

      ※下地磨きはクリア塗装を研磨/整える作業であって傷が完全に消えるわけではございません。

      ※マット塗装には下地磨きを行えません。

      ※フレーム、フォークの状態及び塗装膜の状態によっては施工がお受けできないことがございます。


      あなたのシフトケーブル、大丈夫ですか??

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        まずはこちらの画像をご覧ください。

        これが何かと言えば、ロードバイクで使用していたシフトケーブル。

        ちょっとボケて写っているのが太鼓がついた先端部分です。

         

        なんか変速の調子がおかしい?

        ケーブルの張りを調整しても直らないし、チェーンやスプロケットの摩耗でもない。

        ホイールもちゃんと装着されているし・・・

         

        イロイロ試してみても直らない変速不良の原因が、シフトレバーの中で千切れかけていたシフトインナーケーブルだったという事がよくあります。

        でも意外と皆さん気づかれず、こちらへ相談いただいて初めて原因がわかったりします。

        レバーの内部の問題は盲点のようですね。

         

        症状の例としてはこんな感じ。

        ・勝手に変速してしまう

        ・調子がまあまあいい時と悪い時がある

        ・レバー操作がカッチリしていない

         

        ほつれたケーブルがシフトレバーの内部部品に引っかかったり、しなかったりします。

        だからなんとなく変速がうまくいくこともあるだけに原因が分かりづらくなります。

         

        この症状の原因は簡単。

        「金属疲労」です。

         

        シフトインナーケーブルは金属製なのでいずれたどり着く問題ではあります。

         

        シフトレバーの内部はコンパクトにするため、かなりタイトな設計となっています。

        結果としてケーブルの巻き取るパーツも小さくなり、ケーブルの先端部分の疲労も蓄積しやすくなってしまいます。

        そのため度重なる変速による曲げ戻しによって弱くなり、結果として破断するのはしょうがない事です。

        メーカーさんもイロイロな技術で耐久性を上げてはいますが、疲労を消すことはできません。

         

        曲げ戻し回数が多くなればなるほど寿命が早くなる傾向となります。

        だからといって変速回数を気にして走るなんてことはできません。

        定期的な点検とケーブル交換が一番の対策でしょうか。

         

        ツーリングやレースイベントの最中にケーブルが切れて変速ができなくなってしまった・・・

        なんてトラブルがあっては、楽しめなくなってしまいます。

         

        たまにで良いです。

        ロードならブラケットカバーを捲ってケーブルの状態を確認してみてください。

        そして定期的にケーブルは交換して常にいい状態を保ってください。

        いつものライドがトラブル無く、気持ちよく走るためのちょっとしたコツです。

         

         


        ケーブル内蔵ハンドルにケーブル通すよ

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          最近増えているケーブルを内蔵できるハンドルやフレーム。

          エアロ効果を謳った製品は殆どそういう仕様になっていますよね。

           

          そして大抵そういう製品はケーブルを通すのが

          「めちゃくちゃ面倒くさい!!」

           

          性能のための犠牲がメカニック側の手間というのも、レースの世界では仕方がないですけど。

           

          今回はハンドルへケーブルを通す方法を書いてみようかと思います。

          ちなみにこのやり方は私が独自にやっている方法ですのでご了承ください。

          もっといい方法があったらどうぞそちらをご利用くださいね。

           

           

          ではまず今回のお客様はこちら。

          サーベロのエアロハンドル〜。

          レバーの取り付け位置の直後から内蔵するための穴が空いています。

           

          そしてハンドルの下側、ステムのすぐ脇に出口。

           

          この穴にブレーキケーブルとシマノDi2のEチューブケーブルを通します。

          Di2のケーブルは細いのでこういう時は作業性良くて助かります。

           

          まあ、スラムのeTapならそもそもケーブル無いからもっとラクなんですけどね!!

           

          それでは今回の作業に使う道具はこちら。

          右: シフトインナーケーブル 2本(使い古し)

          左: ケーブルを引っ掛ける自作専用ツール

           

          どこのご家庭にもあるモノばかりですね。

          インナーケーブルは使い古しで十分。

          ただし、少し長めのほうが使いやすいです。

           

          ちなみにケーブル引っ掛けツールは

          スポークを自分で加工したモノです。

          ケーブルを内蔵するあらゆる作業で重宝するのでぜひご用意くださいませ。

          いろいろ工夫してあるので使いやすいです。

           

          某ツールメーカーからケーブル通し専用ツールも出てますが、このセットがあれば必要ありません。

          少なくとも私は今までの作業で困ったことないです。

           

           

          それは作業に移ります。

          ●作業その1 → シフトインナーケーブルをハンドルに通す

           

          まずはハンドル内にケーブルを通す時のガイドにするためにシフトインナーケーブルを通します。

          インナーケーブルをステム側の穴から入れますね。

          この時に必ずタイコの付いている側から入れてください。

          グイグイと押し込んでいきます。

          この時ハンドルの種類によっては中のバリで引っかかったりします。

          その時は出したり入れたり回したりひねったり、グリグリと動かして奥に押し込みます。

          ただしムリに押し込むと嫌われてしまって通りにくくなるのでご注意ください。

          あくまでも優しくです。

           

          そしてレバー側の穴からインナーケーブルが見えました。

          ちらっと。

           

          そうしたら、ケーブル引っ掛けツールを使って

          タイコの根元に引っ掛けて・・

           

          引っ張り出す!!

          はい、出てきましたよ。

           

          では次。

           

          ●作業その2 → Di2ケーブルを通す&ブレーキアウターケーブルを通す準備

           

          ハンドルに通したインナーケーブルにDi2のケーブルを固定します。

          固定にはコレ。

          なんの変哲もないどこのご家庭にもあるマスキングテープ。

           

          こういうカワイイのでなくて良いですから。

          使うのモッタイナイ

           

          マスキングテープを少し切って

          Di2ケーブルの端子に巻きます。

           

          そうしたら、次にハンドルを通したインナーケーブルのタイコに

          こういう風に巻きます。これでインナーケーブルを多少強く引っ張っても抜けたりしません。

           

          そうしたら一回Di2ケーブルをハンドルに通してしまいます。

          インナーケーブルをゆっくり引っ張って〜。

          はい、出てきました。

           

          で、ここがポイント。

          このままの状態に、もう一本インナーケーブルをマスキングテープを重ねて固定します。

          テープは二重になってます。

           

          そしてDi2ケーブルをレバー側に引っ張って、2本のインナーケーブルを通します。

          はい、これで2本のインナーケーブルがハンドルに通りました。

           

          そうしたら後から付けたインナーケーブルを取り外します。

           

          この状態でDi2ケーブルだけをハンドルバーの中に通しましょう。

          後から通したインナーケーブルは戻さないように注意してください。

          通りました。

           

          ではDi2ケーブルに付けたインナーケーブルを取り外してしまいます。

          この後の作業でDi2ケーブルが抜けないようにマスキングテープで固定しておくと良いですよ。

           

          ●作業その3 → ブレーキアウターケーブルをハンドルに通す

           

          では最後にアウターケーブルをハンドルに通します。

           

          ハンドルバーの中に残っているインナーケーブルをアウターケーブルに通します。

          要はインナーケーブルをガイドにしてアウターケーブルを通してあげるのです。

          こうすれば線路を走る電車のごとく、スムーズにハンドルの中へ〜。

          通りました。

           

          スムーズに〜、と言いながらも、実はレバー側の出口で少し引っかかります。

          やはり出口の部分で角度が急に変わることと、内部にバリがあって引っかかってしまうのです。

          少しアウターケーブルに傷が付いています。

           

          ピンぼけですが、拡大するとこんな感じ。

          機能的には問題ないレベルの傷なので心配はありません。

          私がステム側からアウターケーブルを通した理由の一つはコレ。

          レバー側はバーテープで隠れてしまうので見えなくなりますから、傷があっても問題なし。

          でも、フレーム側が傷だらけだとイヤですよね。

           

          こういうことも考えながら作業しないと、お客様にお渡しできるレベルにはなりません。

           

          ハンドルバーの種類によってはどうにもならない事もあるのですが・・・

          どうするのが良いのかは、試しに何度か通すことで確認しています。

           

          今回のこのハンドルはワリと通しやすくて助かりました。

          同じ製品でも個体差でバリが多いと通しにくかったりすることもあります。

           

           

          後はアウターケーブルをレバーの奥までシッカリ差し込んで〜

           

          アウターケーブルの長さを測ってカット。

          私はこういう作業をする場合、アウターケーブルは十分な余裕を持たせた長さにしておきます。

          ハンドルに通したらケーブルの長さが足りなくてもう一度作業やり直し!

          なんて手間だけは避けたいので。

          最後にブレーキインナーケーブルを通します。

           

          以上で作業は終了です。

          ね、簡単でしょ。

           

           

          作業に特別なツールは必要ないです。

          ただし、事前に部品の状態を十分に観察し、作業の手順を組み立ててから実行する必要はありますね。

          今回は変速がDi2だったのでケーブルが細くて作業がとてもやりやすかったですが、コレが機械式のコンポーネントだと作業が一気に難しくなります。

           

          ポイントは状況に合わせた柔軟にアイデアを考えることができるかどうか、です。

          さあ、皆様もぜひ愛車のハンドルを内蔵式のエアロカーボンハンドルバーへ変更してみましょう!!

           

          コレなんかは頭から煙出るくらい楽しめますよ~


          ボントレガー  トリプルXエアロハンドルバー  ¥36,945(税抜)

           

          「ムリだ・・・」と思った方はご相談ください。

          さあ! レッツチャレンジ!!

          です。

           

           


          フロントブレーキの当たり面調整しました

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            先日お持込での組み立て依頼を頂いたカレラ ヴェレーノTS。

            フロントブレーキに気になるところがあったので修正しました。

            ウチでは割と珍しいブランドですね〜。

             

             

            と、言いつつ元の状態の写真を撮り忘れてしまいました・・・。

            気になるとスグに手が出てしまうのでw

             

            どんな状態だったかというと・・・

            フロントフォークのブレーキキャリパー取り付け部分です。

            ※この写真は修正後です。

             

            元の状態をイラストでご説明します。

            ブレーキキャリパーとの接触面がドーム状になっていました。

            この状態ですと、ブレーキキャリパーとフォークが点で接触することになります。

            接触面が少ないため、以下の可能性が。

            ・キャリパーが左右に簡単に動いてしまう(ブレーキセンターがズレやすい)

            ・動かないように固定しようとするとオーバートルクになる

            ・ブレーキをかけるとブレーキボルトに負担がかかり、破断するかもしれない

            ・フォーク側のカーボンが潰れる

            ・制動力不足

            ※あくまで可能性の話です。

             

            つまり、ブレーキの力を一番受ける面積が小さいため、その力を受けきれないわけです。

             

            以前もタイムのバイクで似たような修正をしました。

            こちら

             

            今回はフォーク側が球面なので、ワッシャーを作るのは難しいです。

            なので、フォーク側を慎重に削って面を作りましょう。

             

            傷を付けないようにガムテープで養生して。

            うっすらグレーになっている部分が削って面を作った部分です。

             

            イメージはイラストで。

            面で接触すれば力をもっとしっかり受けられるようになります。

            先に上げたようなトラブルの発生は抑えられるのではないでしょうか。

             

            とはいえ、体感できるような違いがあるかは分かりませんが。

             

            やっぱり気になるんですよ。

            ちょっとしたことなんですけどね。

             

             

            おそらくこちらと同じモデルは概ねこの状態になっているかと思われます。

            気になる方はご相談ください。

             


            まるで微生物のような・・・

            0
              昨年ですが、部品の摩耗についてブログで書いたことがありました。
              こちらです

              綺麗な色だったグリスが真っ黒になってしまうのは、金属パーツの削れたカスが原因です。

              そのカスが金属であることの証明と判る写真&動画を撮影してみました。


              まず小さいトレーに洗浄した液体を入れます。
              このトレー、真ん中に強力な磁石が付いています。
              ネジなどが無くならないようにするためです。

              で、このトレーに入れた洗浄液ですが、少し置いておくと・・・


              真ん中が・・・


              様子が変わってきます。

              しばらく置いておくと

              このように、磁石の部分に黒いカスが集まってきます。
              つまり、カスが金属の細かい粒子なので、磁石に吸い寄せられて集まってくるわけです。

              動画を撮ってみました。


              流れてますね〜。
              ユーチューブのページに行くともっと大きな画像で見て頂けますよ。

              今回のメーカーも前回のブログと同じDTのハブです。
              ただしオーナー様は違います。

              1年ほどツーリングや練習に使用してこの状態です。
              製品的に問題は全くありませんが、一定期間でこのぐらいのカスは発生するという事。
              このカスがどんどん溜まってくると、あるところで悪さをするようになります。
              グリスの潤滑性能を奪い、研磨剤のように機能してくるのです。

              あとはお判りですね。

              定期的なメンテナンスが必要だと私を含めたプロショップが伝えるのは、なるべく長く製品を使っていただくため。
              決して作業工賃目当ての営業活動ではありません。

              これはどんな高い製品でも、低価格な製品でも同じ。
              価格が安い部品でも、メンテナンス頻度を高くすることで長持ちさせることも可能です。

              数年メンテナンスしていない?
              ヤバイですよそれは。
               

              部品は摩耗するんです

              0
                どんな物でもそうですが、日々少しづつ物の状態というのは変化しています。
                自然環境でただ置いてあるだけでもそうですし、動いたりする物は特にその変化は激しい傾向がありますね。

                皆様が乗っている自転車もそうです。
                乗れば部品が動き、状態が変化していきます。

                例えば自転車が走るためには絶対に必要な部品の一つであるホイール。
                前後2本のホイールが回転することで前に進みます。

                その回転する中心にあるパーツ「ハブ」。
                ハブがスムーズに回転することで少ない力で自転車は前に進んでくれるんですね。

                ではそのハブの中に入っている部品。
                ご自身で中身を確認したことの有る方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
                ハブの中には回転をスムーズにするためのベアリングが入っています。
                後ろのホイールにはペダルを回した力をホイールに伝えるためのフリーボディという部品もあります。
                それらの部品は金属の部品を組み合わせて構成されており、それぞれが寸分の狂いもなくく噛みあっています。

                ただ、部品同士は常に小擦れあっているために徐々にですが摩耗していくのです。
                摩耗すると部品同士の組み合わせには隙間ができて、それが「ガタ」となります。

                例えばこちらの写真を御覧ください。

                これは練習やレースなどでしっかり使われたホイールのフリーギアの内部。
                私が指先でつまんでいる部品と黒い軸に通っている同じ形をした部品が噛みあうように出来ています。
                詳しい構造はとりあえず置いておくとして、この写真だけ見ればつまんでいる部品の色は「黒」だと思うかもしれません。

                でも、実際はこの部品は

                ステンレス製の部品で銀色なんです。
                なぜ黒くなっていたのか?
                それはこの部品やハブを構成している部品が摩耗して、その削れたカスが潤滑用のグリスに混ざっていたからなんです。

                パーツを洗浄した洗浄剤を見てください。


                アップすると

                よーく見ると、ものすごい細かいですが粒子が沢山集まって黒く見えているのが見えますでしょうか?
                ちょっとむずかしいかな?

                本来このハブに使われる専用グリスは綺麗なピンク色をしています。

                まあキレイ。

                このピンク色のグリスが真っ黒に変色してしまうほど、削れた金属カスが発生しているということです。
                とはいえ、実際にはこのぐらいの摩耗ではこの製品の機能が失われたり性能が大きく低下するということはありません。
                全然大丈夫です。
                写真には写っていませんが、ベアリングも正常で問題ありませんでした。

                色々な製品は本来ガタがない状態で正常に機能する事を前提としているので、摩耗が進むと製品の機能は失われていきます。
                とはいえ多少の余裕(誤差)は想定して作られている物が多いので、摩耗したら即ダメになる事は少ないのです。
                調整機構を持っている製品も多いので、ガタがでたら調整すれば大丈夫です。

                ただし

                当然その摩耗の限界はあります。
                メーカーが想定している限界を超えれば本来の性能を発揮できません。
                場合によっては安全性にも問題が出ることがあります。
                それが製品の寿命となります。

                でもでも、実は製品の寿命はある方法ですごく長くすることもできるのです。

                それは「定期的なメンテナンス」をすること。
                例えば今回のホイールのように、汚れた潤滑剤を綺麗に洗い流して新しい潤滑剤で組み直す。
                汚れた潤滑剤には金属の粉が混ざっています。
                その金属粉は研磨剤のように機能してしまうので、部品の摩耗をより一層促進してしまうのです。

                例えばチェーンも潤滑油をただ使っているだけではダメです。
                汚れてきたら洗浄してから注油しないと効果が無くなってしまいます。

                パーツクリーナーで洗浄しましょう。

                他の多くの部品もそうです。
                変速機も可動部分は徐々に摩耗してガタが出て、正常な変速ができなくなります。
                ブレーキ・変速レバーも、ペダルも、クイックレバーも。

                特にグレードの低いパーツは摩耗が早いです。
                と言うよりも、新品状態での精度が高くないのでガタが出やすい傾向がつよいです。
                ハイグレードパーツは新品状態での精度が抜群に高く素材もハイスペック。
                いい素材は摩耗にも強いですからいつまでも高い性能が維持できるのです。
                高いだけの理由はちゃんとあるんですよ〜。

                低グレードパーツはメンテナンスの頻度を高くすると寿命を長くすることもある程度は出来ます。

                どんな製品でも摩耗や劣化は避けられません。
                その製品を少しでも長く使いたいと思っているのであれば、状態を定期的にチェックしてメンテナンス!
                それが一番良い方法です。


                ちなみに!

                摩耗は走行距離で変化しますが、劣化は時間とともに進行します。
                3年で100kmしか走ってないから大丈夫でしょ?ということは無いので!
                潤滑油が劣化すれば、部品を保護してくれません。
                保護されない部品が動き出せば摩耗は一気に進行します。

                何年か乗っていない自転車に改めて乗り出す場合は特にご注意ください。
                潤滑されていない部品は幾らグレードが高い物でもアウトですよ〜。


                 

                パーツクリーナーの選び方

                0
                  メンテナンス関係でよく聞かれる質問がパーツクリーナーの選び方、使い方です。

                  サンクスサイクルラボでも4種類のパーツクリーナーを状況に合わせて使い分けています。

                  左から
                  ・ヴィプロス チェーン・パーツクリーナー  ¥1,512
                  ・ワコーズ BC-8 ブレーキ・パーツクリーナー  ¥1,620
                  ・ホワイトライトニング クリーンストリーク  ¥1,015
                  ・PRO ACT 強力パーツクリーナー  約300円ほど(店頭販売してません)

                  それぞれの特徴を簡単に説明します。

                  ヴィプロス
                  ・洗浄剤の乾燥速度が一番遅い
                  ・樹脂や塗装を侵しにくい
                  ・容量が多い(840ml)


                  BC-8
                  ・洗浄能力が強力
                  ・ヴィプロスほどではないが、洗浄剤の乾燥速度が遅い
                  ・使いやすいノズル


                  クリーンストリーク
                  ・洗浄剤の乾燥が早い
                  ・乾燥後にクリーナー由来の残留物が残らない



                  強力パーツクリーナー
                  ・安いし容量も多い


                  こんな感じです。

                  ではどんな状況でどのパーツクリーナーを使うのか?
                  サンクスサイクルラボでの使用例はこんなふうになってます。

                  まずチェーンのクリーニングには

                  ヴィプロスかBC-8がオススメ。
                  この2つのクリーナーは洗浄剤の乾燥が遅いという所がポイント。
                  クリーナーを洗浄するパーツに吹き付けてからじっくりと汚れに染みこんで溶かしてくれます。
                  こびりついた汚れの場合はその間にブラシなどでこすればより効率的に洗浄が出来ます。
                  上の写真くらいのチェーン汚れにはベストと言えます。
                  汚れがひどいほどヴィプロスの特徴が活きてきます。


                  そしてブレーキの洗浄には

                  クリーンストリーク。
                  洗浄後に残留物が残らないという所がポイント!
                  パーツクリーナーの中には油分の助けを借りて洗浄効果を高めている製品もあります。
                  私の経験上、クリーンストリークで洗浄した場合に音鳴が出にくく制動力の変化も少ないです。
                  乾燥が早いというところもブレーキの洗浄には大事です。


                  そして酷く汚れたパーツの洗浄には

                  強力パーツクリーナーをこれでもか!!っというくらいにたっぷり使います。
                  汚れてはいるけど、まだ摩耗していないパーツを洗浄する時には値段の安さと容量の多さは大きなメリット!
                  ただし
                  洗浄剤の乾燥がめちゃくちゃ早い!!
                  塗装や樹脂への影響がかなり強い!!
                  洗浄能力はホドホド・・・
                  手がすごく荒れる!!

                  よくこの手のクリーナーは使わないほうが良いとお店では言われるのですが、用途を限ればちゃんと使えます。
                  何しろ安いし!
                  確かに洗浄能力は強くないし、すぐ乾いちゃうんでたっぷり使わなきゃいけないのですけど。
                  1本300円前後で売られている事を考えれば・・・十分メリットあるかと思うのですよ。
                  ただし、上にも書きましたが樹脂などへのダメージはかなり強いです。
                  塗装面は曇りますし、ゴムシール等はフヤケてフニャフニャになっちゃいます。
                  くれぐれも使う時はパーツを外して金属のトレーなどに入れて使ってください。
                  使い捨てのゴム手袋も忘れずに。

                  あと、乾燥が異常に早いためか洗浄後のパーツ表面が結露します。
                  鉄パーツに使用する場合はサビに注意してください。


                  それぞれのクリーナーの使いどころの例としては
                  ハブ、ヘッド等の非シールドベアリング部分のメンテナンスをする時は
                  強力パーツクリーナー+BC-8orヴィプロス

                  スプロケットをホイールから外さずにクリーニングするならば
                  BC-8かヴィプロスをウェスに吹き付けて。

                  フレームのクリーニングには
                  ヴィプロスをウェスに吹いて。

                  パーツを外して洗浄するならば
                  強力パーツクリーナーをたっぷりと!

                  このようになるかと。


                  店頭に何種類もクリーナーがあるのは使い方がそれぞれ違うからなんです。
                  用途をちゃんと分けて使えばそれぞれ効率的な作業が出来ます。

                  メンテナンスがお好きな方ならば、一通り揃えておけば間違いないですよ。

                   

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